マコモ湯で「お湯を変えないでいい」は本当!?効果や注意点を調査

「ウチのお風呂、1年半お湯を変えていません」そんな衝撃の一言から始まるマコモ湯の紹介動画を見たことはあるでしょうか。

1年半同じお湯って本当に大丈夫なの?

本日はSNSで話題になったマコモ湯について調査したいと思います。

この記事を読んでわかること

  • マコモ湯について
  • 実際にお湯を変えないで大丈夫なのか
  • マコモ湯の効果
  • 世間の声

どうぞ最後までお付き合いください。

関連記事はこちら▼

マコモ湯構文ってなに?全文コピペでオリジナルを作ろう

目次

マコモ湯の元ネタはインスタグラマーの投稿

マコモ湯って何?

マコモ湯とは、マコモという植物を原料にした入浴剤や入浴法のことで、健康や美容効果を期待した自然療法の一つです。

マコモとは、水辺に群生するイネ科の多年草で、古くから薬草としても利用されており、食物繊維やビタミン、ミネラル等の栄養成分が豊富だそうです。

マコモ湯の「マコモ」は植物の名前が由来だったのですね

マコモ菌の効果

ここで注目するのはマコモに含まれるマコモ菌です。

マコモ菌の効果が健康に良いとのことで、マコモ湯だけでなく健康食品化粧品等にもマコモ菌が活用されています。

マコモ菌は、400度という高温で沸騰させても、凍らせても生存する驚異の生命力を持ち、人体に有害な物質を分解する力や、血液の浄化と免疫の活性化に有効な力を持っています。体内やお湯の中で活性化するため、飲み続けることで自然治癒力が高まり、アトピーや高血圧、肝臓病や糖尿病、婦人病や喘息など、さまざまな症状が改善します。

引用:ジザニア専門店

引用:マコモ-西宮の湿生・水生植物-

昔から民間療法等でマコモ菌は幅広く活用されていたようですね

マコモ湯の元ネタ動画

昔から一部の方で認知されていたマコモ湯ですが、一気に知られるようになったのはインスタグラマーの投稿によるものでした。

元ネタの動画最初に「ウチのお風呂、1年半お湯を変えていません」とかなり衝撃的な発言から始まります。

発言者によるとマコモをお湯に入れると発酵の力で雑菌を抑えてくれるから、むしろ変えない方がお湯の質が良くなるのとのことでした。

投稿主は、自家製のマコモ湯に入り続けて健康を保っているといった内容を語っていました。

お湯も黒くて衝撃的です…

マコモ湯動画に対する世間の声「ヤバすぎる」

そんなマコモ湯について世間の声は驚きの声で溢れていました。

ずっとお湯を変えないなんて汚すぎる

生理的に無理

頭おかしいんじゃないか

マコモ湯入ったことあるけど気持ちよかった

昔子どものころに親がやってた

中にはマコモ湯を自宅で試していた経験者の方もいるようでした。

しかしながら大半の方が気になるのは衛生面です。追い炊き機能を使うとのことで、お湯が循環するためバスタブだけではなく配管や給湯器回りまで影響があるのではと考えます。

発信者のようにお風呂のお湯を変えずに長期的に行う場合は、正しい知識と定期的な管理が必要そうです。

マコモ湯の効果や注意点は?

続いて気になるマコモ湯の効果や注意点について調査したいとおもいます。

マコモ湯の効果

マコモ湯には、下記のような効果を期待されております。

  • デトックス効果
  • 美肌効果
  • リラックス効果
  • 血行促進
  • 皮膚トラブル

また自宅でマコモ湯を発酵させるためにお湯を変えないとのことなので、経済的でエコだという見解もあります。

実際にマコモ湯に入ることで、長年悩んできたアトピーが改善されたなどの声もあるようです。

民間療法なので科学的根拠を取るのは難しいですが、体質によって合う人もいるようですよ。

お風呂のお湯を変えないでいいって本当?

自宅でマコモ湯を継続していくにあたって、お風呂のお湯を変えない方法もあるとのことですが、この件について専門家よりコメントがありました。

呼吸器専門医です。

【浴槽の水を長期間変えないで使用するのは絶対にやめましょう】

☆動画内容について

この動画では「マコモ湯が雑菌の繁殖を抑える」と言っていますが、まず大前提として、水質調査を行い雑菌の繁殖が抑えられることを科学的に確認したデータを提示できていますか?この投稿者自身、実際に確認されているのでしょうか。

たとえ1個人のデータがあったとしても、それが科学的に十分な裏付けを持ったものかは別問題です。科学的根拠が明確でない情報を基に、他人を病気のリスクにさらすような行為を広めることは非常に危険です。もしそれによって誰かが健康被害を受けた場合、発案者だけでなく情報を拡散した人にも責任が生じます。

☆浴槽の水を長期間変えないことの危険性

浴槽の水を1日放置するだけで、微生物は数千倍に増えるとされています。その結果、特に湿った環境を好む菌が増殖し、感染症や肺炎を引き起こすリスクが高まります。以下に主な菌について簡単に触れます。

レジオネラ菌
約20~50℃で増殖し、浴槽や配管内のぬめりに生息します。
ホテルや病院、公衆浴場ではレジオネラに関する厳密な水質管理が義務付けられています。
レジオネラ菌による肺炎は重症化しやすく、場合によっては命に関わることもあります。
緑膿菌
湿った環境で繁殖しやすい菌です。
健常者には通常無害ですが、高齢者や免疫力が低下している人が感染すると治療が難航し、予後が悪化する可能性があります。特に、近年は抗菌薬が効きにくい「多剤耐性緑膿菌」が医療現場でも問題となっています。
これら以外にも、非結核性抗酸菌などさまざまな微生物による気道感染を発症するリスクがあります。

☆適切な対策

浴槽の水を長期間張りっぱなしにしないことが最善の予防策です。定期的に水を入れ替え、浴槽を清潔に保つよう心がけてください。

引用:X(旧Twitter)より

発信者はマコモの発酵があるのでお湯を変えないほうが良いと述べておりましたが、一度入ったお風呂には垢や髪の毛、石鹸の残りかすなど他の細菌の栄養源となるものが残る可能性があります。

素人からするとマコモ菌の発酵なのか他の細菌が増えた腐敗なのか違いについて判断は難しいのではないでしょうか。

家庭での水質のチェックや管理が難しいように思います

自家製発酵マコモ湯の注意点

自宅で長期自家製発酵をしてマコモ湯実施する際の注意点は下記になります。

  • 民間療法であり科学的根拠が証明されていない
  • 体調や体質ですべての人に合うものではない
  • 家族・同居人の確認も必要
  • 匂いが独特である(菌を分解する際にアンモニア臭が発生する場合がある)
  • 髪の毛や垢などの不純物は取り除く
  • 発酵と腐敗の違いが分かりにくい
  • お湯が腐敗していたり、細菌が繁殖していた場合に感染症のリスクがある

リスクを踏まえると気軽に試すのには勇気がいりますね。自宅でマコモ湯を作る(発酵させていく)場合はリスクを踏まえた上で定期的な管理を行う必要があるようです。

気になる方は使い切りで入浴剤タイプがあるのでそちらをお試しするのをおすすめします。

一番気になるのは衛生面。使い切りだと安心ですね

まとめ

マコモ湯については昔から自然療法の一つとしてある入用方法の一つで、マコモ湯の原料であるマコモ菌については健康に寄与するものとして幅広く活用されていることが分かりました。

冒頭にあるように「1年半お湯を変えない」方法については日々の管理やリスクがあるので、専門家の元でしっかりと学んだうえで実施することをお勧めします。

マコモ菌の効果については健康食品を含め様々あるようなので自分の取り入れやすい形で試してみるとよいかもしれません。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

目次